2009年 6/27 - 7/5 北村 範史 個展「スカート」
1Fはメインの壁面にB5のシートが 4x5、B5+フレームが 4x3、B4のシートが 4x4 の計 48枚。
下の写真右の白い柵から地下を見下ろせる。
下の写真右の白い柵から地下を見下ろせる。
椅子や棚などは全てLIFTの備品。
テーブルの上には自分でシルクスクリーンで刷ったTシャツ、bag、zine、postcard、絵本など。
テーブルの上には自分でシルクスクリーンで刷ったTシャツ、bag、zine、postcard、絵本など。
右にポスター、左にステンシル+スプレーでこの展示用に作ったTシャツ。
かつて小さなリフトがあった空間にステンシル+スプレーで加工したスウェット、スニーカー。
地下への階段。階段上にミラー素材のモビール。階段に「ハナレグミ/さらら」のCDジャケットの原画などと今までに携わったCD。手前の小さな板は standard trade.との展示の際に作ってもらった cardーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
B1F
地下のスペースは1Fより一回り大きく、床がコンクリートなのでまた違ったイメージ。
絵も1Fと違った雰囲気にしたかったので、2008年に描いた球根を木製のフレームに入れて並べた。
B5+フレーム 計28枚。
「球根」はヒヤシンスの水栽培の成長を2005年から毎年描いている。初めての展示は代官山 a・pex。
また「スカート」展のひと月後に、翌2009年に描いたものをFRAMeWORK 青山店で展示した。
絵も1Fと違った雰囲気にしたかったので、2008年に描いた球根を木製のフレームに入れて並べた。
B5+フレーム 計28枚。
「球根」はヒヤシンスの水栽培の成長を2005年から毎年描いている。初めての展示は代官山 a・pex。
また「スカート」展のひと月後に、翌2009年に描いたものをFRAMeWORK 青山店で展示した。
空間の長方形の短辺には、「スカート」用に描いたものをランダムに配置。
LIFTの机、椅子などギャラリーの八木君と相談して配置。
左の空間に白いモビールを2つ、その下にシルクスクリーンで自分で刷ったTシャツ。(この什器のみ持参)
前の「球根」の展示の時に「できたら家具のない空間で見たかった」と先輩に言われた。
単に絵に集中できないという意味だったかもしれないが、僕には周りのモノとの関係、その雰囲気でごまかしているんじゃないのと突っ込まれたように思えた。「今回は絵を見せる事をメインにしたい」と最初に思った。
絵がもっと日常にあれば良いのという思いもあって、カフェやお店などで展示を沢山やっている。これからも続けるつもりだが、同時に今回のようなものをやる必要性を感じた。
おそらく制作にかかった数ヶ月の半分は、絵を描く以外の作業だった。どういう展示にするか考え、プレスリリースを時間をかけて作り、送付し、ギャラリーと何度も打ち合わせをして、多くの絵を描いてようやく形になった。
それらの行為は自分がこのスペースで何をやりたいのか、他人にわかるように伝え、興味を持ってもらい、共有し、更により多くの人に伝えてもらうためには必要不可欠の事だった。その甲斐あって、雑誌に告知を掲載してもらえたし、梅雨時の蒸し暑い時期だったが、多くの方が早稲田に足を運んでくれた。
またHPを作ってから初めての個展だったのだが、多くの方がblogで展示の告知や感想を書いてくれて、それを見て来ましたという方も結構いた。
なかなか大変だったけど、この展示があったからより良い形で同年 8月,9月,10月の展示に繋がった。
おかげさまで良い展示ができました。
来て下さった方々、絵や作品を買って下さった方々、Mr.universe 関さん、LIFTの八木君、中田さん、中西君どうもありがとう。
作業過程は2009.04のDiaryにでています。
LIFTは現在、撮影スタジオ・ギャラリー[Le Tiroir]になっています。
LIFTの机、椅子などギャラリーの八木君と相談して配置。
左の空間に白いモビールを2つ、その下にシルクスクリーンで自分で刷ったTシャツ。(この什器のみ持参)
梯子の上にはモビール用の空間。
あらためて見返すと随分と久しぶりのギャラリーでの展示だった。前の「球根」の展示の時に「できたら家具のない空間で見たかった」と先輩に言われた。
単に絵に集中できないという意味だったかもしれないが、僕には周りのモノとの関係、その雰囲気でごまかしているんじゃないのと突っ込まれたように思えた。「今回は絵を見せる事をメインにしたい」と最初に思った。
絵がもっと日常にあれば良いのという思いもあって、カフェやお店などで展示を沢山やっている。これからも続けるつもりだが、同時に今回のようなものをやる必要性を感じた。
おそらく制作にかかった数ヶ月の半分は、絵を描く以外の作業だった。どういう展示にするか考え、プレスリリースを時間をかけて作り、送付し、ギャラリーと何度も打ち合わせをして、多くの絵を描いてようやく形になった。
それらの行為は自分がこのスペースで何をやりたいのか、他人にわかるように伝え、興味を持ってもらい、共有し、更により多くの人に伝えてもらうためには必要不可欠の事だった。その甲斐あって、雑誌に告知を掲載してもらえたし、梅雨時の蒸し暑い時期だったが、多くの方が早稲田に足を運んでくれた。
またHPを作ってから初めての個展だったのだが、多くの方がblogで展示の告知や感想を書いてくれて、それを見て来ましたという方も結構いた。
なかなか大変だったけど、この展示があったからより良い形で同年 8月,9月,10月の展示に繋がった。
おかげさまで良い展示ができました。
来て下さった方々、絵や作品を買って下さった方々、Mr.universe 関さん、LIFTの八木君、中田さん、中西君どうもありがとう。
作業過程は2009.04のDiaryにでています。
LIFTは現在、撮影スタジオ・ギャラリー[Le Tiroir]になっています。
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前提として
2006年春「球根」展以降、自分の絵をメインにした展示をしていない。そろそろ何かアウトプットしたいと前から思っていた。お金を出してスペースを借り、リスクを背負って向き合おうと思った。場所:LIFT
セツの友人が数名で早稲田に”LIFT”という面白い空間を作った。1Fと地下からなる2層で、1Fには地下を見下ろせる穴が開いている。古い建物をリノベーションしているので、そこにしかない変わった部分がいくつもある。
早稲田という場所は、縁が無ければまず行かない。通りすがりに立ち寄るというより、目指さないと行けない場所だ。不特定多数の人に見てもらいたいなら違う場所を選ぶべきだと思う。
でも、今自分が求めているのは目指しても来てくれる人々に、空間も含めてトータルに見てもらいたいという事だ。
ここなら何か出来そうな気がして、2009年2月に”LIFT”に相談を持ちかけた。
プレス リリース
より広く興味を持った方に展示に来てもらう為に、前からすべきだと思って満足に出来なかったプレスリリースを今回初めて制作する。
LIFTの担当者と何度も相談して時間をかけて4月頭に100部以上を出版社などに発送。
果たして効果は?と思っていた中で、「装苑」と"spring"に掲載して頂き、展示終了後にもこれがきっかけで新たな仕事に繋がった。
LIFTの担当者と何度も相談して時間をかけて4月頭に100部以上を出版社などに発送。
果たして効果は?と思っていた中で、「装苑」と"spring"に掲載して頂き、展示終了後にもこれがきっかけで新たな仕事に繋がった。
DM
今回はより完成度の高いものを作りたいと思って、自分で作らず本職の人に手伝ってもらった。
mr.universeの関さんに今回の展示はこういう事です。とその時点で分かっている事を全て話し、その上でまとめてもらう。とても良いものが出来た。
mr.universeの関さんに今回の展示はこういう事です。とその時点で分かっている事を全て話し、その上でまとめてもらう。とても良いものが出来た。
切手
宛名は管理がしやすいのでシールで済ませるが、料金別納は嫌なので毎回切手は貼る。今回はネットで探したら古い切手を額面通りで買えるお店を見つけた。
宛名は管理がしやすいのでシールで済ませるが、料金別納は嫌なので毎回切手は貼る。今回はネットで探したら古い切手を額面通りで買えるお店を見つけた。
タイトル 「スカート」
人やモノ、鳥や植物など自分の身のまわりにある物のフォルムやシルエットに惹かれて絵を描いている。
出来るだけシプルに、フォルムを重視し、少ない色数で、見た時に想像が拡がるようなものにしたい。
今回の展示ではその特徴を際立たせるために主にモノクロで表現することにした。
タイトルの「スカート」だが、女性をデッサンする際はいつもその下の骨格を想像しながら描く。
もちろん男性のデッサンでも同じわけだが、男の自分が描くので、もう少し色んな感情が入る。
生地の質感と脚のバランス。膝の位置など、ある種の緊張感を感じつつ描いている。
そういった緊張感は他の絵でも味わうが、より象徴的なものとして「スカート」を今回のタイトルにした。
出来るだけシプルに、フォルムを重視し、少ない色数で、見た時に想像が拡がるようなものにしたい。
今回の展示ではその特徴を際立たせるために主にモノクロで表現することにした。
タイトルの「スカート」だが、女性をデッサンする際はいつもその下の骨格を想像しながら描く。
もちろん男性のデッサンでも同じわけだが、男の自分が描くので、もう少し色んな感情が入る。
生地の質感と脚のバランス。膝の位置など、ある種の緊張感を感じつつ描いている。
そういった緊張感は他の絵でも味わうが、より象徴的なものとして「スカート」を今回のタイトルにした。